CMS(Content Management System)
WordPressは、世界中で最も多く使われているCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。
- コンテンツ
- contentとは、「中身」を意味する英語です。ウェブサイトの中身として見られる文章や画像などを指しています。
- マネジメント
- managementは、「管理」を意味する英語です。コンテンツの管理としては、新規追加や削除、変更、分類、順序替えなどの操作をしたり、いつ、(複数の担当者がいる場合)誰が作ったかを確認したりができます。
- システム
- systemとは、「仕組み」を意味する英語です。いくつかの機能をあわせ持ったプログラムのことを指します。
自分のブログを作ったことがある人なら、投稿の管理画面を見たことがあると思いますが、あれもCMSです。
ブログサービスとWordPressの違い
ブログの場合は、ブログサービスに新規登録して、記事を書いて、すぐに公開できます。
自分でサーバーを用意したり、CMSをインストールしたりする必要はなく、ブログサービスの中にそういった定型準備が、”込み”で入っているので、利用者はそういったことを意識しないですぐ始められるのです。
一方、WordPressはサービスではなく、利用者がウェブサーバーにインストールして使うCMSです。このため、最初の敷居は高くなりますが、その分、ブログサービスにありがちな制限からは解放されます。
たとえば、多くのブログサービスは無料ですが、ブログサービスを提供している会社は、ブログに自動表示される広告によって収入を得ています。このため、有料サービスに契約しない限りは、ブログ上の広告を非表示にはできません。
WordPressは、ボランティアによって作られているので無料で利用できますが、自動で広告が表示されることもありません。WordPressとは別に、サーバーの契約に料金が発生しますが、サーバー提供会社が勝手に広告を表示することもありません。
むしろ、WordPressを選択する利用者の中には、自ら広告代理店と契約し、自分のホームページに合った広告を表示させて、上手く広告収入を得て、サーバー契約料以上の利益を上げている人もいます。
自分のホームページに合わせて、広告を自由に制御できるため、事業目的のホームページでは、WordPressが好まれて使われているのです。